メールマガジン第16号(2016年5月20日発行)

=======================================2016/05/20
================================================
福沢一郎記念館 メールマガジン No.16
FUKUZAWA Ichiro Memorial Museum
― Setagaya,Tokyo
================================================
□■□   現在当館は開館中です   □■□
■□■ 開館日は日・月・水・金です ■□■

[1] 春の展覧会「Words Works」展、開催中!
[2] ココで観られる福沢一郎作品
[3] 賛助会員のお誘い

――――――――――――――――――――――――――――
[1]
□ 2016年春の展覧会
 「Words Works」展 -「福沢一郎・再発見」- vol.1
 開催中!
 
キャンペーン「福沢一郎・再発見」の一環としておこなわれる
展覧会「Words Works」展、無事オープンいたしました。
今回は福沢の3つのことばを鍵として、時代や作風をこえて作
品を展示し、その魅力を再発見しようという試みです。つまり、
それぞれのコーナーに展示された作品の見た目はバラバラ。戦
時中の《海》の横に1974年の《政治家地獄》があったり、パリ
滞在時の作品《蝶(習作)》のはす向かいにデコラ板を貼り付
けて作った《雪男》があったり…。美術館などでは、ふつう
こういう展示はしないでしょう。
しかし、いや、だからこそ、作品どうしの関係がとても新鮮で、
かえって福沢の意図があぶり出されるような気がするから不思
議です。見た目が地味なため、ふだんはあまりいい壁面に置い
てもらえない《黒い幻想》が、今回西側のメインの壁面に飾ら
れて、ちょっと得意げに見えたりします。
福沢一郎ファンの方も、そうでない方も、この機会にぜひ福沢
作品の魅力を「再発見」してください。
来週の25日(水)には講演会も開催されます。みなさまのお越
しをお待ちしております。

会  期:5月13日(金)~6月20日(月)の
     日・月・水・金曜日開館
開館時間:12:00~17:00
観 覧 料:300円
講 演 会:「福沢一郎 ことばと作品」
     講師:伊藤佳之(当館学芸員)
     5月25日(水)14:00~16:00
     参加費:1,500円

詳しくは当館ホームページをご覧ください。↓
https://fukuzmm.wordpress.com/2016/04/14/2016s_words_works/

――――――――――――――――――――――――――――

――――――――――――――――――――――――――――
[2]
□ ココで観られる福沢一郎作品
《大砲のある静物》 1931年 
 88.0×115.3cm 目黒区美術館蔵
 @「物・語 近代日本の静物画」福岡市美術館

グレーを基調にして大きな装置のようなものが背景に描かれ、
その手前には、明るい褐色でわずか4段の階段が、その段の上
には、まるでおもちゃのような大砲が、ひとつずつちょこんと
乗っています。影の描写にピンク色が使われているのが斬新す
ぎます。そしてその前をさっそうと飛び去っていく鳥、階段の
上に立てられた旗など…どれもこれも脈絡のないものばかり。
じつはこの作品、発表当時(第3回独立美術協会展、1933年3
月)には《軍国的静物》というタイトルで出品されていました。
これは「旧作に手を加えたもの」で、「時局が切迫すると味が
なくなる代物である。軽いユーモアを持たせた『エスプリ物』
である」と、当時の寄稿文で彼自身が解説しています。
モティーフとなった背景の大きな装置と階段は、18世紀にフラ
ンスで編纂された『百科全書』の図版集にある、天体観測に使
う「象限儀」の図版からとられていることがわかっています。
もとの図版がもつ、レトロで現実離れした印象を、福沢は同時
代の現実、つまり満州事変以降戦時へと突き進む日本の社会を
ドライかつ軽妙に揶揄するために使いました。
この作品が発表された1933年、福沢は《建たぬ建物》《動かぬ
機械》《マルクスをやるです》など、いずれも同時代の社会や
世相を諷刺した作品を制作しています。まさに福沢の真骨頂と
いうべき作品群ですが、残念なことに、これらはひとつも現存
が確認されていません。
《大砲のある静物》は、旧作に手を加えたものとはいえ、発表
当時の福沢が目指した、世間を斜に構えてシニカルに表現する
姿勢をよくあらわしている、貴重な作例といえるでしょう。

この作品は、福岡市美術館で開催中の展覧会「物・語 近代日
本の静物画」にて展示中です。近代日本の静物画を、独自の視
点で紹介する意欲的な展覧会。名品揃いですが、この中にあっ
ても福沢作品はシニカルな味を存分に発揮しています。
同展覧会は7/3(日)まで。展覧会特設サイトはこちら↓
http://things-tell.com

作品画像は、当館ホームページの「作品集」から。↓
https://fukuzmm.wordpress.com/works/

――――――――――――――――――――――――――――

――――――――――――――――――――――――――――
[3]
□ 賛助会員のお誘い

一般財団法人福沢一郎記念美術財団では、その美術振興活動を
より広範囲に、積極的にすすめるために、賛助会員を募ってい
ます。
一人でも多くの方に参加していただくことで、若い美術家の顕
彰、美術研究への助成など財団の活動が充実しますので、どう
ぞよろしくお願いいたします。

◯賛助会員の区分と会費
(1) 一般会員 3,000円(年会費)
(2) 維持会員 30,000円(年会費)
(3) 特別会員 300,000円(永久会員)

◯特典
(1) 福沢一郎記念館入館料無料
(2) 福沢一郎記念館ニュース送付
(3) 記念館主催の催し物に優先的にご招待

◯会費のお振込先
●郵便局振替口座 00190-2-695591
 福沢一郎記念館
●りそな銀行 祖師谷支店 普通口座 1000201
 (一財) 福沢一郎記念美術財団

――――――――――――――――――――――――――――
================================================
福沢一郎記念館 メールマガジン No.16
2016年5月20日発行
編集・発行 一般財団法人 福沢一郎記念美術財団

福沢一郎記念館
https://fukuzmm.wordpress.com/
facebook: https://www.facebook.com/fukuzmuseum

Copyright(c) 2014-2016 FUKUZAWA ICHIRO MEMORIAL FOUNDATION
All Rights Reserved.

※バックナンバーは記念館ホームページでご覧いただけます。
※配信停止を希望される場合はそのままご返送ください。
================================================

広告