メールマガジン第14号(2016年1月20日発行)

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福沢一郎記念館 メールマガジン No.14
FUKUZAWA Ichiro Memorial Museum
― Setagaya,Tokyo
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□■□  現在当館は閉館中です  □■□
■□■ 次の開館は今春の予定です ■□■

[1] キャンペーン「福沢一郎・再発見」はじめます
[2] ココで観られる福沢一郎作品
[3] 賛助会員のお誘い

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[1]
□ キャンペーン「福沢一郎・再発見」はじめます

これまで、福沢一郎記念館(世田谷)では、年に2回の展覧会
を開催し、画家福沢一郎の作品をさまざまな角度からご紹介し
てきました。また昨年は、良いお仕事をなさっている福沢一郎
賞受賞者の方々を少しずつご紹介する展覧会「PROJECT dnF」
をはじめました。
2016年、当館はまた新たな、ささやかな試みをはじめます。

画家福沢一郎を語るとき、真っ先に出てくるのは「シュルレア
リスム絵画の紹介者」ということば。日本「近代」美術史のう
えでは、それは正しいのかもしれません。しかしそれは、画家
福沢一郎をあらわすことばに、ふさわしいものでしょうか?
彼はあくまで「いま」の絵画のありようを貪欲に追い求め続け
た画家でした。「いま」絵画はいかにあるべきか? 自分にし
か描けない絵とはどんなものか? 福沢の興味はそこにありま
した。決して時代遅れな、美術史の教科書に埋もれてしまうよ
うな古くさいものではないのです。
福沢一郎は、2018年に生誕120年を迎えます。その年に向け、
福沢一郎記念館では、キャンペーン「福沢一郎・再発見」をは
じめます。
それは、いつの間にか貼りついてしまった「福沢一郎=シュル
レアリスト」というレッテルを引きはがし、絵画の「いま」を
追い続けた画家の生きざまを明らかにしようとする試みでもあ
ります。
その、ささやかな試みとは?
まずは、福沢一郎のことばを読み解くことからはじめましょう。

「福沢一郎・再発見」の特設ページは、↓こちらから↓ 

https://fukuzmm.wordpress.com/fukuz/rediscover_fukuz_toward2018/

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[2]
□ ココで観られる福沢一郎作品
《プラカードを持つ女》 1965年
 アクリル・カンヴァス 71.2×51.9cm
 @群馬県立近代美術館

やや傾いた真っ赤なビルディング。とってつけたような非常階
段には人が数人、下のほうを見るようなポーズをとっています。
その下には、ぽつぽつとプラカードをもって歩く人々がいて、
こちらに向かってくるようです。そして画面左端にはこの人々
を代表するように、プラカードを持った女性が大きく描かれて
います。カードの文字は少しかすれて、はっきりとは読めませ
んが、「JUSTICE(正義)」と書かれているようにも見えます。
福沢は1965(昭和40)年、約3ヶ月にわたってニューヨークに
滞在します。そこで彼が見たのは、豊かな大国アメリカの輝か
しい面と、人種のるつぼで矛盾が渦巻く混沌とした面でした。
カメラ片手にフィフス・アヴェニューからハーレムまで歩き回
り、街角の風景や、行き交う人々の姿を写真におさめた福沢は
ファインダーごしに得た印象、特にハーレムに暮らす人々の、
群衆としての力強さに魅せられ、それを主題としてたくさんの
作品を描きました。それは結果として、当時のアメリカの世相
を切り取り、その矛盾を浮き彫りにするものとなりました。
公民権運動が盛り上がりをみせていた当時、アフリカ系アメリ
カ人たちの求める「正義」はやすやすとは示されませんでした。
いま、人種や宗教の問題が、またしても大国アメリカを大きく
揺るがしています。少し淋しげに「正義」を掲げる女性の心持
ちは、いま人々が持つ憂いと、さほど変わらないもののように
も思えてきます。

本作品は4/3(日)まで、群馬県立近代美術館の常設展示室に
て公開中。《黒い煽動者》や《投票》など、1965年のニュー
ヨークで描かれた作品が、9点ずらりと展示されています。
鶴岡政男や、山口薫、オノサト・トシノブなど、群馬県出身の
ユニークな画家たちの作品もお見逃しなく。

群馬県立近代美術館のコレクション展示についてはこちら↓
http://mmag.pref.gunma.jp/index.html

作品画像は、当館ホームページの「作品集」から。↓
https://fukuzmm.wordpress.com/works/

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[3]
□ 賛助会員のお誘い

一般財団法人福沢一郎記念美術財団では、その美術振興活動を
より広範囲に、積極的にすすめるために、賛助会員を募ってい
ます。
一人でも多くの方に参加していただくことで、若い美術家の顕
彰、美術研究への助成など財団の活動が充実しますので、どう
ぞよろしくお願いいたします。

◯賛助会員の区分と会費
(1) 一般会員 3,000円(年会費)
(2) 維持会員 30,000円(年会費)
(3) 特別会員 300,000円(永久会員)

◯特典
(1) 福沢一郎記念館入館料無料
(2) 福沢一郎記念館ニュース送付
(3) 記念館主催の催し物に優先的にご招待

◯会費のお振込先
●郵便局振替口座 00190-2-695591
 福沢一郎記念館
●りそな銀行 祖師谷支店 普通口座 1000201
 (一財) 福沢一郎記念美術財団

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福沢一郎記念館 メールマガジン No.14
2016年1月20日発行
編集・発行 一般財団法人 福沢一郎記念美術財団

福沢一郎記念館
https://fukuzmm.wordpress.com/
facebook: https://www.facebook.com/fukuzmuseum

Copyright(c) 2014-2016 FUKUZAWA ICHIRO MEMORIAL FOUNDATION
All Rights Reserved.

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